U.S.NAVYのN-1デッキジャケットを年代別に紹介します!

今回紹介する古着は、40sU.S.NAVY(アメリカ海軍)N-1デッキジャケットです。

目次

N-1デッキジャケットとは?

N-1デッキジャケットとは、第二次世界大戦末期の1940年代半ば頃から朝鮮戦争の1950年代半ば頃にかけて、U.S.NAVYの艦艇乗組員に官給されていた甲板上で着用する防寒用ジャケットです。

強風、雨、波しぶきなど過酷な状況下である船の甲板上で作業ができるよう開発されたため、防寒、防風、防水、保温など機能性に優れたジャケットです。

参考:http://hallelu.jp/blog/brand/domestic-brand/us_navy_n1/

N-1デッキジャケットの素材

表地には、通称ジャングルクロスと呼ばれる暴風性に優れた高密度で耐久性が高いコットングログランが使用されています。

裏地は遮風性と保温性に優れたアルパカのボアライナーとなっています。

はっさん

年代によっては表地がピケ素材のものや裏地が50%アルパカ50%ウールの混毛のものもあるそうです!
ピケ素材のものはまた雰囲気が違っていい感じでした。

N-1デッキジャケットのモデル

N-1デッキジャケットのモデルは、ざっくりと以下の4つに分類されます。

  1. ネイビーカラーモデル
  2. カーキカラーモデルの前期
  3. カーキカラーモデルの中期
  4. カーキカラーモデルの後期

約1年間ほどしか使用されなかったネイビーカラーモデル。

参考:https://acorn-vtg.com/archives/28600

カーキカラーの年代別の特徴

前期モデルの特徴

前期モデルでは、 以下のような特徴があげられます。

  1. NAVY DEPARTMENT表記のタグ
  2. 両袖裏にもアルパカが植毛
  3. 脇内側部分にループ
  4. 裾ドローコード横部分にループ
  5. 首元のボタンが3つ

など…

中期モデルの特徴

中期モデルではNAVY DEPARTMENT表記のタグは変わらず、前期モデルにあげた両袖裏のアルパカの植毛とループがなくなり、首元のボタンが2つになります。

後期モデルの特徴

後期モデルでは、タグに「50%アルパカ・50%ウール」の混毛表記になります。

その他

https://share-usa.com/blog/2016/10/21/22114

こちらのサイトを見ると、

  • N-1という正式名称が付いたのは、1943年4月製造のネイビーブルーカラーN-1デッキジャケットから。
  • 1944年12月製造開始のカーキカラータイプがカーキカラーの最初期で、両袖先裏がピケ素材になっている。
  • N-1デッキジャケットが完成する前にテストサンプル製造されたのが、幻と言われるブラウンカラーシェルのN-1デッキジャケット。

という興味深い内容が。

はっさん

機会があればブラウンカラーのN-1デッキジャケット見てみたいです!

まとめ

機能性とデザインを見て、改めてN-1デッキジャケットはU.S.NAVYの名作ジャケットだなと思いました。

また今回いろいろと調べてみましたが、 N-1デッキジャケットについては曖昧なことも多く、まだまだ謎が多いんだな〜と感じました。

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