こんにちは。はっさんです!
今回紹介する古着は、1971年製のM-64フィールドジャケット(デッドストック)です。
M-64フィールドジャケットとは


M-64フィールドジャケットとは、1964年にフランス陸軍で採用され、80年代まで使用されていたモデルです。
M-47ジャケット→M-64ジャケット→F-1ジャケット→F-2ジャケットの順番に改良されていった歴史があります。
(他のジャケットについてはまたの機会に紹介できたらと思います。)
またM-64ジャケットと同年代のモデルには、M-64カーゴパンツとM-64コートがあります
(こちらについてもまたの機会でm(_ _)m)
フードが付いてないものがほとんどかと思いますが、こちらはフード付きのデッドストックです。
M-64フィールドジャケット(デッドストック)を写真で紹介
ベルクロ

右胸にはネーム用のベルクロが付いています。
生地は通称『SATIN300』と呼ばれるコットンサテン生地です。
写真からも伝わるかと思いますが、光沢感のある布地になっています。
左肩にフランス陸軍のステンシル

左肩にはフランス語でARMEE FRANCAISE(フランス陸軍)とステンシルが入っています。
ステンシルが入っていないものもあるみたいなのですが、やはりステンシル入りだと気分がちょっぴり上がりますよね!
ECLAIR社のファスナー

フランスのファスナーメーカーであるECLAIR社のジッパーが付いています。
ファスナーメーカーも製造会社によって様々なものがあるので見比べてみると面白いかと思います!
サイズ表記

首元内側部分にサイズ表記のタグが付けられています。
92が胸囲92センチ(実寸はもうひと回り大きいです。)
Cが着丈がCourte(短い)ということを表しています。
自分の知る限りは胸囲は88〜108サイズまであり、着丈はCの他にM(Moyenne中くらい)とL(Longue長い)があります。
その下の6070が160〜170センチの身長の人に適正なサイズ、8090が胸囲80〜90センチの人に適正なサイズということを表しているそうです。
袖

袖口から肘の上の部分まで生地が二重になっており、耐久性が高められています。


袖先の内側には、外部から風や砂の侵入を防ぐための内部袖が付いています。

裏返したときに発見しましたが、こういった服を作るときに書かれたと思われる数字もグッときますね〜
ポケット


胸に2箇所のジップポケット。
ここのポケットは便利が良さそうですね。

比翼仕立てになっています。


裾部分にも2箇所のフラップポケットが付いています。

サイドと下部にマチが付いているので大容量です。
ウィンドフラップ

胸の内側に風や砂の侵入を防ぐウインドフラップが付いています。
普段着用する際には個人的にはこのフラップは要らないかな〜って思ってますw
ドローコード


ウエストと裾部分にドローコード付いています。
製造年とメーカー表記

1971年製造のWAREIN LILLE(ワラン・リール社製)
他にも色々なメーカーが作ったものがあるので機会があれば見比べてみたいと思います!
首元

フラップを閉じた状態。

チンストラップまですべて閉じた状態。
フード

フード後ろ部分。

フードはボタンで取り外しができるようになっています。
エポレット

エポレットが付いています。
まとめ
ミリタリーものは作りが凝っていて見ていて本当に面白いですね。
その中でもフランス軍は細かな部分の作りが丁寧で縫製の良さにも定評があります。
M-64ジャケットに関してはデッドストックであったとしてもまだ手頃な値段で手に入れやすい(2022年2月現在)ので気になる方は是非早めに手に入れることをおすすめします!
最後まで読んでいただきありがとうございました!